DETAIL
「香りと味わいは持ち方で変わる」。ガラス作家の大村俊二さんとインダストリアルデザイナーの中原俊三郎さんによるコラボレーションブランド「SHUNIT」によるデザイン。底面が楕円、飲み口が正円というユニークな造形のウイスキーグラスです。
ウイスキーを注いだ瞬間、グラスの底にアロマをホールドし、香りをグラス内に滞留させて程よく発散させます。飲み口の箇所によって、ウイスキーが口に流れ込む速さと量が異なり、様々なウイスキーの個性に合わせた繊細な味わいが楽しめます。
グラスを持つたびに気づくフィーリングの違いはフォルムによるもの。自然な持ち方を誘う、他のグラスにはないパフォーマンスです。
【大村俊二(おおむらしゅんじ)】
東京ガラス工芸研究所 卒業。
ガラス素材に秘められた造形の可能性を彫刻や工芸の分野で探究し、現代のガラスを提案する。1993?97年「New Glass in Japan展」ドイツ巡回展をはじめ、パリ オルレアン市立美術館で個展、デンマークGlass Museumで作品を発表する。1998年「第二回現代ガラスの美展」in 薩摩で大賞を受賞。2000〜2001年「International Glass Symposium」の招待を受け、チェコのメーカーMoserの職人たちと共同制作を行う。2003年「工芸の現在 - アメリカ・ヨーロッパ・アジアの21人」に出品。2010〜15年 住空間を演出する作品を数多く設置する。海外の大学などでワークショップの講師を務める。現在、武蔵野美術大学 教授。東京国立近代美術館工芸館、横浜美術館、富山市ガラス美術館などに作品が収蔵されている。
【中原俊三郎(なかはらしゅんさぶろう)】
インダストリアルデザイナー。武蔵野美術大学 卒業。
1990年(株)日立製作所 デザイン研究所を経て(株)サブロウデザイン設計設立。
消費者のライフスタイルや価値観をターゲティングし、特徴づけのデザインプロセスを実践。企業の製品デザインやコンサルタントを展開。1991年 日本経済新聞社主催「国際デザイン・ザ・フューチャーコンペ」優秀賞。2000年 小糸工業・三菱商事主催「長距離・旅客機シートデザインコンペ」優秀賞など。2003?2005年 毎日新聞夕刊「ものデザイン事情」コラム連載。2008年? [MOE Elite Scholarship Program for Overseas Study in Arts and Design/Taiwan]台湾教育部デザインワークショップ招聘など。現在、武蔵野美術大学 教授。日本認知科学会、日本インダストリアルデザイナー協会会員。
サイズ:幅80×90mm 350cc
素材: ソーダガラス
製造: ハンドメイド
ブランド: 木村硝子店
生産国: 日本